オーガニックヘナショップ&サロン mendika(メンディカ)
オーガニックヘナショップ&サロン mendika(メンディカ)

オーガニックヘアケアのQ&A
オーガニックヘアケアのQ&A

オーガニックヘアケアのQ&A
オーガニックヘアケア全般ついてのよくあるご質問

ヘナを始める前に知りたいことのQ&A

  • Q.ヘナを始めたいのですが、どんな仕上がりになるか不安です。どうしたら分かりますか?

     ヘナはオレンジ色の色素で、染まり方はベースとなる髪の毛にコーティングされるように色が付きます。髪の毛にオレンジ色のセロファン紙を被せるようなイメージを持ってください。白い紙にオレンジ色のセロファン紙を乗せたらはっきりオレンジ色が見えますが、黒い紙に乗せたらオレンジ色は見えにくくなりますね。つまり、ベースの髪の色が明るいほど、オレンジ色に染まって見えるということです。
    例えば、黒髪~白髪30%ならパッと見のイメージは黒髪のような仕上がりに。黒髪だとオレンジ色はほとんど見えません。(コーティングはされていますが、色が目に見えないとい意味で)少ない白髪であれば、白髪自体はオレンジに染まりますが、本数が少ないため黒髪に馴染んでしまいますので、白髪が浮くようなことはほぼありません。白髪が30~60%であれば、黒髪の部分とオレンジに染まって見える部分が相まって、総体的には赤茶色っぽく見えます。70%以上白髪だと、オレンジ~赤みがかった髪に見えるでしょう。
    カラーリングをしている髪は、ほぼ均一に色が入っているので、暗めの茶色であるほどヘナの色は見えにくいです。根元に新生毛が伸びている場合は、白髪の割合によってその部分の色の出方がきまります。「ヘナの髪色見本で実際の発色の違いをご覧ください。
     ご自身でどうしてもイメージできず躊躇してしまうこともあると思います。mendikaではサロンにお越しいただければ、ヘナをするとどんなふうに髪が染まって髪質がどうなるか、初回の仕上がりイメージから将来像までお話しています。ヘナをするかどうか迷っていらっしゃるなら、コンサルテーションだけするのも良いと思います。知識不十分の中でもやもやした不安を抱えるなんてもったいないです。ヘナの専門家にきちんとした情報をもらった上でご自身にとって最善の選択が出来たら、一番良いですよね。

  • Q.(化学薬品の)カラーをしたばかりですが、ヘナを始めるのによいタイミングはありますか?

     ヘナはカラーリングであると同時に、最高のトリートメントでもあります。化学薬品のヘアカラーをしたばかりだとしても、傷んだ髪のトリートメントと思えばすぐやることはおススメです。白髪が伸びてからヘナを始めよう…なんてことはしなくて大丈夫ですよ。

  • Q.アレルギーがあるのでヘナが体に合うか心配です

     昨今様々なアレルギーがあり、この成分なら安心という万人共通のようなことは無くなってきています。ヘナをする前にパッチテストをすることが薬事法で定められていますが、アレルギーが心配な方はまず腕の内側で48時間、心配であればさらに頭皮の一部でのパッチテストをしてみてはいかがでしょうか。
     また、アレルギーの症状が重く出ているようなときにわざわざヘナをするのはお勧めできません。調子の悪い時にはどんなに良いものでも普段は平気なものでも、刺激になりかねません。
     アレルギー持ちの方がヘナを始める際には、なるべく体調の良いときを選ぶよう心掛けてください。

  • Q.ヘナをしながらパーマもかけたいのですが、できますか?

     ヘナをしながらのパーマは、理論上は可能です。しかし、ヘナで髪が元気になる分、薬剤の反応が鈍くなりますから、技術的にとても難しくなります。mendikaではパーマなどの化学薬品は一切扱っていませんので、やってもらう美容師さんにはヘナをしている旨を必ず伝えることをお勧めします。それでも失敗する例をよく聞きますし、パーマのやり直しを重ねてしまったり、ヘナを懸念してあえて強いパーマ剤を使う場合があり、さらに髪をとても傷めてしまうことも多々あるようです。パーマも薬品ですから、結局髪を傷め、からだに悪影響を及ぼします。
    ヘアカラーを止めてヘナをしようと思ったけど、パーマまで止めるのはなぁ…と思う方の気持ちは分かります。 
    でも、せっかくヘナをしてみようと思ったあなたですから、ご自身のナチュラルな髪質を活かした髪型は何か、という視点から改めて考えてみるのも楽しいと思いませんか?mendikaでは化学処理をしないで出来るお客様の髪質と顔立ちに似合うヘアスタイルのご提案もしています。ホットカーラーやヘアアイロンを使うのも(熱で髪が傷むのは心配ですが)たまになら良いかもしれません。今までとは違うオシャレの仕方を、ちょっと違う視点から考えてみるのはどうでしょうか。オシャレの努力をお金と時間をかけてパーマすることに注ぐのではなく、工夫に使ってみると今まで知らなかった楽しさや心地よさに出会えるのではないでしょうか。それに、試したうえでやっぱりパーマをしたい!と思えばいつでも再開できることです。もう一生出来ない、と深刻になる必要などないのです。人間という生き物は、「新しいことを始める恐怖心」や「今までやってきたことを止める恐怖心」どちらも持っているようです。とりあえず試してみる、くらいのフットワークの軽さって大事ですね。

  • Q.ヘナはオレンジ色以外にも色がありますか?

     ヘナはオレンジ色の植物染料です。他の色のヘナ、というものはありません。
    ただ、ひと月に何度かのペースで染め重ねていくと、オレンジ~赤褐色、赤ワイン色のようになっていく方もいらっしゃいます。濃い目の赤系に白髪が染まると、艶があってとてもきれいです。
     茶色く染めたい場合には、他の植物とのブレンドや重ね染めをお勧めしています。

体調、体質による心配がある場合のQ&A

  • Q.花粉症がひどいのですが、ヘナをしても大丈夫ですか?

     花粉症と一言でいってもう症状も重度もバラバラですね。ヘナをするお客様で花粉症の方は大勢いらっしゃいますが、花粉症が発症しているシーズンにヘナを避けないと体調が著しく悪化するというお話は聞いたことがありません。ただ、シーズン中は免疫が低下しているため皮膚が敏感になる方がいらっしゃるので、普段は大丈夫なものでも刺激になる場合があります。ですので、mendikaでは次のようなご提案をすることがあります。地肌につかないようにヘナを塗る、もしくはシアバターとアルガンオイルをヘナペーストに多めに混ぜてヘナ自体の成分をオイルコーティングすることで肌への当たりをマイルドにする。耳の周りや生え際、襟足など皮膚の弱そうなところは避けて塗る。いつもよりヘナの頻度を減らしていただく。放置時間を短めにする。※すべての方に安全な方法という保証はなく、あくまで経験則でのお話です。

  • Q.生理の時はヘナをしないほうがいいですか?

    生理中に体を冷やすのが心配な方や、生理が重くて調子が悪くなる方はお控えください。

  • Q.ヘナはアトピーでも大丈夫ですか?

     アトピーは症状の重度が様々で、症状が悪化する季節も、また肌が反応する物質も人それぞれです。ですので、mendikaでは次のようなご提案をすることがあります。地肌につかないようにヘナを塗る、もしくはシアバターとアルガンオイルをヘナペーストに多めに混ぜてヘナ自体の成分をオイルコーティングすることで肌への当たりをマイルドにする。耳の周りや生え際、襟足など皮膚の弱そうなところは避けて塗る。瘡蓋になっている頭皮の部分は避けて塗る。いつもよりヘナの頻度を減らしていただく。放置時間を短めにする。初めてヘナをされる場合は、なるべく自分の調子がいいシーズンや日を選んで試していただく。※すべての方に安全な方法という保証はなく、あくまで経験則でのお話です。

  • Q.脂漏性湿疹があってもヘナはできますか?

     健康な頭皮にならヘナが刺激になることは稀ですが、脂漏性湿疹がある場合、その部分には刺激になります。mendikaではその頭皮の部分にはヘナを塗らないようご提案しています。湿疹のない部分はお客様の判断により地肌につかないようにヘナを塗るか、もしくはシアバターとアルガンオイルをヘナペーストに多めに混ぜてヘナ自体の成分をオイルコーティングすることで肌への当たりをマイルドにした状態で地肌に塗る。耳の周りや生え際、襟足など皮膚の弱そうなところは避けて塗る。瘡蓋になっている頭皮の部分は避けて塗る。いつもよりヘナの頻度を減らしていただく。放置時間を短めにする。初めてヘナをされる場合は、なるべく自分の調子がいいシーズンや日を選んで試していただく。※すべての方に安全な方法という保証はなく、あくまで経験則でのお話です。

  • Q.妊娠中でもヘナはできますか?

     妊娠中でもヘナをされる女性は大勢いらっしゃいます。へその緒から化学物質が通過して胎児に影響を及ぼしているという内容の本を読んだことがありますが、そういった懸念から化学薬品のヘアカラーを止める妊婦さんが増えています。(薬事法上妊婦のヘアカラーは禁止されていません。自己判断を仰ぐことになっています。)
    ただ、安定期に入っていない方やつわりの酷い方、寒い季節には無理をしないようご提案しています。妊娠中はホルモンバランスの変化が著しく、肌が敏感になっていますので、ヘナすら刺激になる場合もあります。妊娠前より放置時間を短くしたり頻度を減らすほうが良い方もいらっしゃいます。mendikaでは快適な妊娠生活のために白髪を染めることがヘナで出来ればと思いますが、様々なケースを念頭に置きつつ、妊婦さん個々の体調を最優先してその時出来るベストな選択を心がけています。

ヘナのやり方についてのQ&A

  • Q.ヘナのペーストがダマになってしまいます。うまく混ぜるコツはありますか?

     ヘナをダマ無く、上手にペーストにするコツは、まず、ヘナの粉をふるいにかけるなどしてダマをなくしどんぶり程度の大きさの容器に入れます。そこに、ぬるま湯(40℃前後、ヘナの粉に対して3~4倍の量)を一気に入れ、泡だて器で素早くよくかき混ぜます。30回ほど混ぜたところで、ペーストの硬さを調節するためにぬるま湯を少しずつ足しながらさらによく混ぜます。

  • Q.ヘナをする前、シャンプーした方が染まりがいいですか?

     mendikaでは事前のシャンプーはせず、乾いた髪のままヘナを塗っています。何故かというと、頭を濡らした状態でヘナをぬっていると体が冷えるし、濡れた髪は分け取りにくく時間がかかってしまい余計体が冷えると考えているからです。夏ならまだしも、冬はとても寒いと思いませんか?ヘナをする前にシャンプーをするよう説明するメーカーさんもありますが、それは髪を濡らしたほうがキューティクルが開くので染まりが良くなるという理論上の理由からです。経験上、やってもやらなくても、染まりあがりに肉眼で分かるほどの差は感じられません。ヘアスプレーやワックスなどがたくさんついている場合はシャンプーしてからのほうが良い場合はあります。汗をかいた後は影響ありません。しっかり染めたい場合は、長い時間置くことのほうがおすすめです。

  • Q.ヘナの放置時間はどのくらいがベストですか?

     ヘナの放置時間は自然放置(タオルを巻いた状態でそのまま過ごすこと)で1時間が目安です。1時間より短めでも染まりますが、色の定着が不十分というか色落ちが早いように感じます。ご自宅でやるさいには、必要に応じて1時間より長めに置くこともできます。長く置くほど、色が濃く染まりますしくせ毛のなじみが良くなるように思います。そのため、夜、ヘナを付けたまま寝るという人もいます(冷えにはご注意ください)。毎回決まった時間置かなければいけないわけではないので、今日は1時間だけど、暇があればもっと長くおく、という風に臨機応変に変えるのもありです。ただ、注意したいのはこれらが髪に対することで、頭皮は別問題だということです。ヘナをずっとつけておくという事は頭皮が濡れた状態でいるという事ですから、それが負担になる人もいるのです。1時間ならなんともないけれど、3時間おくと頭皮がかゆくなる気がする…など、個人差がありますので、ご自身のベストを探るしかありません。気候や体調のちょっとした変化でも感じ方が違いますので、いろいろと試してみてください。

  • Q.ヘナを続けていますが、髪がよくなりません。何故でしょうか?

     ヘナを始めてしばらくたつのに、大して良くなった実感がないという方います。ヘナを始めた時の髪の状態によってよくなるまでの期間は変わります。カラーやパーマでとても傷んでいればマイナススタートですから時間がかかるのは想像に難くないと思います。また、貧血など持病や薬の副作用が髪質と関係している場合もありますので、その判断はとても複雑です。
    mendikaでは以下の条件で3か月続けると誰でも何かしら必ずと言ってよいほどの良くなる実感を得るとお伝えしています。良くなる程度には個人差があるものの、皆さんつやが出たり手触りが変わったりしています。

    以下の項目を満たしているかチェックしてみて改善策を立てましょう。
    □ ヘナをしながらパーマやストレートパーマをしていない
    □ ヘナ100%、オーガニックの上質なものを使っている(インディゴなど入っていない)
    □ ヘナをするときは毎回全染め(根元~毛先まで)している
    □ ヘナの頻度は週1回
    □ ヘナの放置時間は1時間以上である
    □ 毎日ヘアアイロンやホットカーラーをつかっていない
    □ 髪をすいていない
    □ 髪を乾かすときはドライヤーを使っている

     長くヘナをやっている方でも、ついつい自己流になりすぎて大事な点をおろそかにしてしまうことがあります。たまにチェックしてみると良いですよ。

髪質についてのQ&A

  • Q.ねこっ毛で立ち上がりにかけます。

     ねこっ毛の方はヘナをすると髪がしっかりする実感を得る方が多いです。髪にヘナが染まりつくことで補強材のようになるのです。

  • Q.くせ毛で悩んでいます。ナチュラルなストレートパーマはありますか?

     ヘナはくせ毛のなじみがよくなったりボリュームダウンしてきたという声を良く頂きます。薬品のような劇的なストレート効果は期待できませんが、ヘナが保湿を助けるためと推測します。ストレートパーマや縮毛矯正をしたいと思う方の大半は、ストレートヘアになりたいからというより、くせ毛の扱いに困っているからだと言われます。天気に左右されて纏まらない髪を朝時間をかけてブローしたのに外に出たとたんにもわもわっと広がってくる。不器用だから髪が多くて太いくせ毛でだと上手に扱えない。逆に細くてクルクルしたくせ毛や細いのにうねりが強く直そうとしてもどうにもならない、など、くせ毛も悩みは多岐にわたります。
    細毛でくせのある髪はヘナをすることでしっかりして扱いやすくなります。雨の日も影響を受けにくくなります。ドライヤーで伸ばせばストレートっぽさをキープ出来るようになったりもします。
     mendikaでは、髪が多いことやボリューミーなことを「悪い」と考えること自体がおかしなことだと考えています。ボリュームと艶のある髪であれば、生命力にあふれとても魅力的です。年齢を重ねた方には、特にそううつります。ヘナで髪に潤いと艶をあたえ、ほどよくボリュームがダウンし扱いやすくなればくせ毛はコンプレックスではなくなるのではないでしょうか。ヘナをきっかけにご自身の髪を好きになれたというお客様は大勢いらっしゃいます。せっかく持って生まれた髪質、ストレートパーマで殺すのではなく、ヘナで生かしながら楽しく付き合っていくお手伝いが出来たらと思います。

  • Q.生まれつき髪は少ないほうですが、増やす方法はありますか?

    生まれつき髪の少ない方は、毛穴の数自体が人より少なめなのだと考えられます。毛穴自体を増やすことはできませんが、今ある髪を最大限元気でいさせるために、ヘナはおススメです。また、もともと少ないうえにさらに脱毛していて薄毛になっていっている気がする…という場合、ヘナの抗酸化力が髪の復活の原動力になります。脱毛や細毛化はストレスや老化によって酸化物質ができ、それが影響していると言われていますので、ヘナは最適と言えるのではないでしょうか。
     ヘナは頭皮や毛穴の汚れもすっきりさせてくれるのでスキャルプエステにもなりますし、今ある髪も元気にしますから、これだけ多角的に薄毛と細げにアプローチする天然の育毛剤はないのではないでしょうか。
     ただ、ヘナは白髪がオレンジ色に染まるとういう特性がありますので、白髪を染めたくない場合には不都合になります。その場合は、カシアアウリクラタ(商品名:オーガニックハーブC)がおススメです。ヘナとは異なる植物ですが、白髪を染めずに、そのほかはヘナと同じような実感をえられます。
     薄毛や脱毛の予防策としては、ヘアカラーやパーマなど化学的なヘアケアは避けることも必要です。シャンプー剤選びも大切ですし、トリートメントやリンス類は使わないことをお勧めします。ヘナなどを始める前に、まず原因となる化学的なものの回避はなにより大切です。「引き算」をすることがとても大事なのです。元々少ない人がパーマやカラーのような化学的なヘアケアをするというのは、砂漠に生える数少ない植物に枯葉剤をまくようなものに思えてなりません。緑化の為には水をあげこそすれ、あえて枯葉剤をまくことは目的から遠ざかる一方ですよね。

オーガニックヘアケアのQ&A

  • Q.良いシャンプーの判断方法は何ですか?

     シャンプーの良し悪しは、洗浄成分(界面活性剤)・色(透明か不透明か)でおおまかに判断します。
    シャンプーの色が不透明であればあるほど、コーティング剤が多いと判断できます。店頭に並ぶノンシリコン系シャンプーは総じて透明ですが、ダメージヘア用みたいないかにもコーティング剤が多そうなものはだいたい不透明です。シャンプーは汚れを落とすもの、洗剤です。いくらダメージヘアだからといって、過剰なコーティング剤入りのシャンプーを使う必要はありません。コーティングが必要ならトリートメントをすればよいのです。シャンプーは地肌にも付くのでコーティング剤が頭皮に残りやすく、かゆみやべたつきの原因となります。毎日洗っているのに夕方には頭皮がべとついて痒みを感じるとすれば、シャンプーを考え直す必要があります。
    次に、洗浄成分についてですが、気を付けたいのは、界面活性剤自体が悪者ではないという事です。洗剤というのは界面活性(油と水を溶かすこと)するから、汚れがおちるのです。たまに「界面活性剤が入っていないオーガニックシャンプーを使ってます」という方がいらっしゃいますが、それはちょっと誤解していて、きっと石油由来の界面活性剤が入っていないといものをつかっているのだと思います。ナチュラル派に人気の石鹸も立派な界面活性剤ですから。
     mendikaでは界面活性剤をざっくり4通りにわけて考えています。石油由来系、植物由来アミノ酸系、石鹸系、植物含有サポニン、の4つです。
     そのうち、一番避けたいのは石油由来系です。総じて洗浄力が強く、泡立ちに優れ、コスパが良く、しかし生分解率がわるくて体にも環境にもおすすめではありません。
     植物由来系も合成界面活性剤ですが、石油由来のものより断然良いものがあります。気を付けたいのは、植物由来でも石油由来でも実は同じ強力な洗浄成分を作れるものがあるという事です。原材料がなんであれ、最終形態が同じであれば、なんの意味もありません。それから、○○硫酸Naなど強めの酸が使用されている場合は肌への当たりが強いと考えてください。酢酸など、同じ酸でもマイルドなもののほうがおすすめです。石鹸に比べると生分解性が遅いのが難点です。
     石鹸系は、いわゆる石鹸ですが固形と液体では成分が異なります。シャンプーとしては液体のほうがメジャーでしょうか。石鹸は環境にやさしく肌にも負荷が少ない1番良い洗剤、という認識が多いと思います。確かにそういった一面はありますが、石鹸カスが髪に残るため使用感が良くないこととお風呂場に残る石鹸カスがカビの発生の原因になりやすいといったマイナス面もあります。
     植物含有サポニンは、そのまま、植物にもともと含有されているサポニンという意味で表記しました。mendikaで一番おすすめしているシャンプーは、サポニンが含まれる植物をブレンドした正真正銘植物だけで合成加工せずつくられた植物粉シャンプーです。植物そのままですから、環境や体への負荷はゼロですよね。使用感も良く、植物由来系の良さと石鹸系の良さを併せ持った(現状では)最善の洗浄剤と考えています。もちろん、お肌に合わない方もいらっしゃると思うので万人に安全ということではありませんが。
     各界面活性剤には一長一短ありますので、頭で考えるだけでなく自分のお肌に合うことも査定にいれて選んでください。そしてどんなに良いシャンプーでも下水から海へ流すことを考えれば、必要最低限の量を必要最低限の頻度で使うことが望ましいと思います。下水処理場では、約1週間微生物に分解させた下水を、完全分解したか確認することなく海へ流すのが通常で、あとは自然の浄化作用にまかせることになります。シャンプーを垂れ流す動物は地球上で人間だけ、なるべく良いものを少量使いたいですね。
     
     そして最後に、体にも環境にも一番無害なのは、なんといっても「お湯だけで洗う」ことです。やり方を工夫すれば汚れはちゃんと落ちるので、想像以上に快適に居られるものです。

  • Q.理想のシャンプーの頻度は?

    理想のシャンプー頻度は、なるべく毎日しないことです。それが二日に一度なのか、それ以上なのかは季節によっても個々人の生活習慣や体質によっても違います。有名人で年間とおして数回しか洗わないという方もいるようですね。自分のベストペースを探るしかありません。
     シャンプーして地肌のよごれを根こそぎ取り去るようなイメージのCMが多い世の中ですが、頭皮(ひふ)はそんなにごしごし洗剤をつけて洗わなくても良いものです。常在菌を殺してしまうし、皮脂の取り過ぎが逆に皮脂分泌過多を起こしてしまうこともあります。なので毎日はやりすぎになってしまいます。
     毎日シャンプーしていた人がペースダウンすると、はじめはべたつきや匂いが心配ですね。多くの方の経験則からいくと2~3週間すると体もそのペースに慣れてきて、皮脂の分泌量が減りますのでべたつきは改善されるでしょう。匂いは、自分の食べ物やたばこのにおいなど様々な原因がありますが、臭くて仕方ないというほどでしたら頭皮だけの問題ではなさそうです。健康チェックをしたほうが良いかもしれません。
     夏は汗もかくし毎日洗いたくなります。お湯で汗は十分落ちますので、毎日洗うにしてもお湯だけの日とシャンプーする日を作っても良いと思います。
     スタイリング剤を毎日使う方は、毎日洗わざるを得ないと思います。毎日シャンプーするリスクより、スタイリング剤を落とさないリスクのほうが大きいとmendikaでは考えています。なので、スタイリング剤もシャンプーもなるべく良いものを使ってください。

  • Q.お湯シャン(シャンプーを使わずお湯だけで髪を洗うこと)の正しいやり方

     お湯シャン(お湯だけで洗髪すること)はひそかに流行っていて、1度は試したことがあるという人が結構いらっしゃいます。でも大抵の方が髪のべとつきを解消できなくて断念してしまいます。頭皮のかゆみが原因というよりは髪の状態が原因と言えます。これを解消するにはコツがあります。
    頭皮は皮膚ですから、お湯だけでも十分。落ち切らなかった汚れは皮膚代謝して剥がれ落ちる角質層とともにいつかは無くなります。しかし、髪の表面はキューティクルで、皮膚と違って新陳代謝しないので剥がれ落ちて新しいものがつくられることがありません。お湯で落ち切らない髪についた皮脂や排気ガス、埃、タバコの煙などの「汚れのミルフィーユ」は残ってべたつきの原因となります。問題はこれをどうしたら良いか、という事になります。
    お湯シャン前がポイントとなります。まず、櫛で髪をとかし、大まかな汚れを取ります。細かすぎる目の櫛は髪を傷めるのであまり細かすぎない目のものがおススメです。それから、手に綿や絹の手袋をはめ、手ぐして梳かしていきます。軍手などで十分です。ごしごし擦らず、優しくなでるように梳かします。そうすると手袋の生地に髪表面の「汚れのミルフィーユ」がくっついていきますので、お湯シャンだけでも十分な仕上がりになります。
    注意点は、乾いている髪にすることです。濡れた髪を櫛でとかしたり手袋をはめて手ぐしをすると髪が傷んでしまいます。
    それから、タバコ・焼き肉屋などの匂いといったものはお湯だけでは落ちにくいことがありますので、そういう時はシャンプーを髪にだけつけるようにして洗うのがおすすめです。

  • Q.石鹸シャンプーって良いんですか?

     石鹸シャンプーの良い点は生分解率が石油由来や植物由来の洗浄成分に比べてはやくて高く、肌への刺激も少ないことです。なので石鹸シャンプーは環境にも皮膚にも優しい選択の1つではあると思います。少なくとも今の日本社会ではナチュラル志向な人々の間では石鹸が一番環境と肌に良いベストな選択、という認識があるように見受けられます。
     しかし、デメリットとして洗髪後に髪に付着する石鹸カス(脂肪酸)が影響して髪がごわごわしたりべとべとしたりするという点があります。さらに、石鹸カスが邪魔して髪を乾かすのにも時間がかかります。これは地味な問題のようでけっこう無視できない案件だと思うのです。石鹸シャンプーをつづけて髪に石鹸カスをつけるくらいなら、お湯で洗ってるだけの方がずっと環境にも肌にも優しいです。石鹸は化合物です、環境への負担が少ないだけでゼロではないのですから。お湯洗いでべたつきが気になったら自然そのものである植物粉のシャンプー(商品名:ハーバルシャンプーパウダー)を使えば髪はサラサラになるので、あえて石鹸を選ぶ必要性はあまりないかもしれません。
     石鹸を選択する人は、たいてい環境などの負担を考えてのことで、使用感が気に入っているからという理由の方は少数派ではないでしょうか。その思考は現代人にとして持つべきものだし、皆がそう努めれば自然破壊は減り環境がもっと豊かになるでしょう。しかし、そのために石鹸を選択する意味は、シャンプーにおいては必ずしもベストではないと思っています。
     石鹸シャンプーがダメなわけではありません。中には石鹸シャンプーしか肌に合わないという方もいらっしゃるでしょうし、世の中に全く必要ないと言っているわけではありません。でももし石鹸シャンプーしか受け付けないという体質の方がいらしたら、お湯シャンプーの方がさらにお肌に優しいのでおすすめしたいですね。

    Q良いシャンプーの判断方法は何ですか?」「Qお湯シャン(シャンプーを使わずお湯だけで髪を洗うこと)の正しいやり方」も併せてごらんください。

  • Q.フケ症のナチュラルな改善方法はありますか?

     フケ症はつける薬がなく、薬用シャンプーを使っても効果を実感できずにいる方が大勢いらっしゃいます。
    mendikaではヘアカラーやパーマ類、スタイリング剤の使用を止めること、毎週ヘナをすること、シャンプーの頻度をへらすorお湯シャンにすることをおすすめしています。フケの出る場所が局所的であれば、その部分だけアルガンオイルオイルなど良質なオイルで保湿するのも良いでしょう。
    ヘアカラーやパーマ類はフケ症の頭皮には負担が大きすぎます。ヘナはスキャルプエステになりますし抗酸化成分が皮膚の乱れた新陳代謝を整える手伝いをしてくれることが期待できます。オイルマッサージも同様ですが、保湿のためにも良いです。シャンプーは一見ごしごしやりたくなりますが、保湿が大事なので逆効果になってしまいます。スタイリング剤を使ってほしくないのは、使ったらシャンプーで落とさないといけないからです。
    またご自身のもつ、隠れたストレスを探し出してもらうこともお願いしています。物理的なケアは対処療法でしかなく、根本的な解決にはなりません。ちょっと収まったけど、またフケ症になったという場合はまさにストレスの増減によるものではないでしょうか。忙しさから寝不足になったり、ストレスで食生活がみだれたり、頭皮は実に様々なことにすぐ影響を受けます。経験則から言えば単発的なストレスならフケ症も一時で終わりますが、積み重なった些細なストレスが原因の場合は、長引くように思います。
     お客様で長年ヘナをされている方が突然フケ症になりました。しばらく様子をみようと半年ほどたったころ、「日常的過ぎて感覚がマヒしてしまっているようなストレスはないですか?」と問いかけました。翌月、なんとフケが治っていました。ご自身で職場のストレスに思い当り、環境が改善されたらあっという間に治ったというのです。半年も悩んでいたのに…人の体ってすごいですね。

  • Q.薄毛、細毛、脱毛がきになります、ナチュラルな改善策はありますか?

     薄毛が気になる、最近抜け毛が多い気がする、そう思ったらヘナはとてもおすすめです。ヘナを始めると同時に現状の見直しも大切です。次のチェック項目をご覧下さい。

    □ ヘアカラーをしている
    □ パーマをしている
    □ スタイリング剤をいつも使う
    □ シャンプーの後には必ずトリートメント類を使っている
    □ シャンプーは白濁しているもの、もしくはダメージヘア用など保湿力の高いものを使っている
    □ シャンプーは毎日している
    □ 生活が不規則で睡眠時間や充実した食生活を送れずにいる
    □ 心理的なストレスがある

    薄毛改善の前に、止めなければならない悪習慣をチェックしましょう。悪習慣を正さないまま良いことをやろうとしても結果につながりません。上から3つの項目は今すぐ止めることをおすすめします。それ以下は、ヘナをしつつ徐々に習慣を変えていければよいと思います。案外即効性があるのは心理的ストレスのケアです。だいたい、自分で自覚していないストレスがあるから体に脱毛として症状をだしていることが多いのです。ストレスなんてそんなに無いけど…と思った方ほど要注意です。日常的過ぎて、些細なこと過ぎて見過ごしてしまっているストレスはないでしょうか?もしくは、ストレスは認識しているけれど解消しきれていない場合もあります。ストレスは肩こりのようなもの。こり過ぎると感覚がマヒして痛みを感じないのです。
    mendikaはただのヘナサロンなのでメンタルケアは専門外ですが、薄毛脱毛で悩む方に改善のきっかけの1つを作って差し上げることができればと思い、問いかけだけはさせていただいています。

    脱毛というのはストレスや悪習慣、老化によって起こります。原因は様々ですが、それらの原因が酸化物質を過剰に作り出すのでヘアサイクルが乱れ、細毛薄毛脱毛へと繋がっていきます。ヘナに含まれる抗酸化物質が、毎週ヘナをやることでヘアサイクルの乱れを整える助けになります。いきなり新しい毛が生えるというよりは、今ある髪が元気になって抜けにくくなるところから目指したいものです。抜けてしまったまま新しい毛が生えなくなった毛穴の毛母細胞の再稼働には時間がかかります。

    20代のころから80歳まで2月に1度パーマをしていたお客様がいらっしゃいます。81歳でパーマを止めたのち、90歳になったときのほうが、なんと髪が増えて白髪が減っているのです。ご高齢なので自身のエネルギーだけではこの程度の回復が限界のようです。本当はヘナもおすすめしたかったのですが、ご高齢で難しかったのと、カラーリングはもともとした事のない方だったので控えました。もしこの10年ヘナを続けていたら、髪は彼女がお若かったころのようにふさふさになったのでは、とつい想像してしまいます。でも、パーマをやめただけ、しかもこの年齢でこれだけの結果が出ているとも言えます。それに化学薬品がいかに悪影響を与えていたかがよくわかりますね。
    これを読まれている方はきっとこのお客様よりお若いはず。ぜひ希望を持ってほしいと思います。

  • Q.ブラッシングをすると髪や頭皮に良いのですか?

     一時、ブラッシングが流行ったこともありましたが、mendikaではブラッシングはおすすめしていません。
    ブラシは柄が木製でも目の部分がプラスチックなことが多いので静電気が起きやすく、また頭皮をひっかく圧が強くなる傾向があるので頭皮を傷つけてしまいます。静電気防止効果をうたった商品でも、静電気がまったく起きなかったことは経験上ありません。
    豚毛などの動物の毛のブラシなら優しいかというと頭皮と髪のブラッシングのためのものではないのでおすすめしません。美容師はセットアップのための髪の艶出しのために使うことはありますが、けしてブラッシングには使いません。
    ブラッシングは、洗髪前に余計な埃や汚れをおとすためには効果的です。でもブラシではなく櫛で十分です。少し粗目の木製の櫛がよいでしょう。花粉症の時期は玄関先で一度髪をとかして埃と花粉を払うのもおすすめです。いずれにしても、頭皮に強く当てないよう気を付けましょう。

  • Q.シャンプーをする前にオイルマッサージをするとよいと聞いたのですが、本当ですか?

     シャンプーの前のオイルマッサージは良いか悪いかと言えば、良いという程劇的に良いものでもなく、悪いという程悪いこともありません。つまり、嗜好としてやりたい方はやってもいいという感じです。ただシャンプーの度にするのはいかがなものでしょうか。オイルを使って頭皮マッサージをするということは、必然的に髪(根元3~4cm)ほどにはオイルがついてしまいます。そうすると、余計な油分を落とすために通常より多くのシャンプー剤を使うことになりますし、良く落とそうとして洗いすぎになる可能性もあります。オイルで頭皮を守りながらシャンプーする為というのなら、はじめからシャンプーの量をごく少量にすることの方がおすすめです。
     そもそも、オイルマッサージをなぜシャンプー前にするのでしょう。
    マッサージが血行によく、育毛促進の為だというならオイルは要りません。シャンプー前に下手に血行促進してシャンプーの要らぬ成分を吸収しやすくしてしまうので、マッサージはあえてシャンプー前にすること自体おすすめしません。
    毛穴につまった油汚れをオイルマッサージで浮かせようというなら、月1回くらいでよいでしょう。毎回やるほど毛穴に汚れが溜まることはないと思います。完全に除去しないと頭皮に悪い、という程のことでもないです。
    頭皮にオイルの成分を経皮吸収させたいという美容目的でも月に1~2回でしょうか。夜オイルマッサージをして一晩おいて朝洗えば、夜のうちにオイルが吸収されて良いかもしれません。
    mendikaではアルガンオイルをヘナにまぜてつかうので、必然的にオイルの成分が頭皮にまんべんなく届くようになっています。オイルだけを頭皮に伸ばすよりずっと均一に届くきます。一石二鳥ですね。